(以下について、より詳しくは事務所ブログの「ビザ申請についての よくある誤解」などの各テーマの記事をご覧ください)
ビザ専門の行政書士は、入管へのビザ申請がらみの手続をする専門家です。
自分でもできる簡単なお役所への手続きは、ご自分で普段されていると思いますが、膨大なお役所への手続きの中には、入管へのビザ申請手続きのように、一般の方がすると困難・面倒であったり、リスクや不利益・不都合を伴うものがあり、ビザ専門の行政書士は、そのようなやっかいな行政手続きを、お客様に代わって行うことを業務にしています。
そのためには、実務・法令・理論含め、かなりの勉強量が必要になります。
他の方はどうされているのか分かりませんが、少なくとも私の場合には、普段から膨大な量の役所からの更新情報に触れ、電話帳3~4冊分にもなる審査基準(非公開の入管の役所内部資料)を読み込んでいます。
そして、多くの各種法令(ビザの法律は入管法だけではありません)や判例(裁判記録)を読み込み、各種のプロ向けの専門書を読み込んでいます。
さらには、日々の業務はむろんのこと、各種の相談会や研修会などで実務ノウハウを蓄積・更新しています。
まさに勉強続きの毎日を過ごし、絶えず早く変化していくビザ申請業務を最新の状態に維持しています(業界内部ネタで恐縮ですが、世の全てのビザ専門行政書士がここまで徹底してやっている訳ではありません)。
そこまでやって、ようやく役所と対等に交渉ができるレベル、十分な仕事ができるレベルに立てます役所と交渉ができなければ、許可のはずの申請も不許可になりかねませんし、すでに不許可とされた申請を許可にもっていくこともほぼ不可能でしょう。
さらに、入管は一般の方からの申請に対するサポートを事実上できていないのが現状です(日本のビザ制度が複雑すぎるので、一般の方への説明にはあまりに時間がかかり過ぎるが、入管にはそのための人員や時間の余裕はない)。
問い合わせをしても、「(許可になるかは分からないが)とにかく申請してみてください」と返答されてしまいます。そして、多くの場合、なんとなく申請をしては不許可の連続に。
「どうしたら許可になるか教えて欲しい」と聞いても、「とにかく申請してみてください」との返事があるのが通常でしょう(事務所ブログでも詳しく書いてますが、ビザ業務=国防・警察業務が基本なので、入管は親切に許可のためのアドバイスをしてくるものではないのですよ・・)。
以上のような事情がありますので、一般の方がされた場合、困難・面倒であったり、リスクや不利益・不都合を伴うのは無理もないわけですね。
もちろん、全てが全てという訳ではありません。
恵まれた事情の方や簡単なビザ申請の場合であれば、ご本人でされても問題ない場合もあります。
ですが、自分のビザ申請が、自分でやっても問題がない場合なのか、プロにまかせた方がよい場合なのか、その見極めは一般の方にはなかなかできるものではありません(上記のような勉強の日々を重ねているプロでないと、きちんとした見極めはできないと思います)。
少しのプロのアドバイスがあれば、自分ですべきかプロに頼むべきかの正しい見極め・判断ができます。どんな小さなことでもかまいません、まずはぜひお気軽にお電話やメールにてご相談ください。
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